2026-27年度予算案で提案された主要施策

香港特別行政区政府財政官は、2026年2月25日に発表した予算案の中で、以下の主要な施策を提案しました。
1. 国家第15次五年計画への積極的な連携
- 国の近代的な産業システムの建設への貢献と技術の自立自強への協力
- 国の高度な双方向開放への積極的な参加
- 国際的なハイレベル人材の誘致
2. ライフ&ヘルステクノロジー
- 2027年に「国際臨床試験アカデミー」を設立
- 漢方薬発展基金に5億香港ドルを追加出資し、戦略的研究、人材育成、国際的な広報活動を支援
3. AI+発展の推進
- 産業変革のため、「AI+及び産業発展戦略委員会」を設立
- 公共機関、テクノロジー企業、高等教育機関がAIアプリケーションコース、セミナー、コンテストを開催するための支援として5,000万香港ドルを提供
- 先進技術による政府のデジタルトランスフォーメーションを加速するため、1億香港ドルを提供
4. 北部都会区
- 土地開発の加速、インフラ整備、河套合作区香港パークのためのベンチャーファンド設立に100億香港ドルを拠出
- 専門会社を設立し、新田テクノポールの初期資本として100億香港ドルを注入
- 2026年に業務を開始する予定の洪水橋産業園有限公司の初期運営を支援するため、100億香港ドルを提供
5. 2025/26課税年度における利得税、薪俸税及び個人入息課税の減税
2025/26課税年度の利得税、薪俸税及び個人入息課税を100%減免(1件あたり3,000香港ドルを上限とする一時的な措置)。提案されている減税措置は、不動産税には適用されません。個人入息課税の対象となる賃貸収入を有する個人は、個人入息課税の下で当該減税の対象となる場合があります。
6. 2026/27年度の差餉(固定資産税)の軽減措置
2026/27年度の第1四半期および第2四半期の差餉(固定資産税)を軽減。軽減額の上限は500香港ドル。
7. 教育と人材
- 北部都会区大学都市のキャンパス開発を支援するため、100億香港ドルの融資を提供
- 牛潭尾地区における新しい医学部と統合医療教育研究病院の開発のための土地と資源を確保
8. 各種手当の1ヶ月分追加支給
総合的社会保障援助(CSSA)給付、高齢者手当、高齢者生活手当、障害者手当の標準額について、1ヶ月分を追加支給。勤労家族手当についても同様の措置を適用。
9. 住宅用不動産取引
1億香港ドル超の住宅用不動産に係る印紙税率を現行の4.25%から6.5%に引き上げ(2026年2月26日以降の取引に遡及適用)。
| 調整後の住宅用不動産に係る従価印紙税率 | |
| 対価の額(香港ドル) | 税率 |
| $100,000,000 以下 | 既存の取り扱いと同じ |
| $100,000,001 – $109,574,470 | $4,250,000 + $100,000,000 を超える額の 30% |
| $109,574,471 以上 | 6.50% |
10. 免税額及び控除上限額の調整
| 項目 | 現行(HK$) | 2026/27 課税年度より |
| 基礎免税額 | $132,000 | $145,000 |
| 一人親免税額 | $132,000 | $145,000 |
| 既婚者免税額 | $264,000 | $290,000 |
| 扶養子女免税額 | $130,000 | $140,000 |
| 要扶養親族(父母/祖父母)免税額 | 60 歳以上、または障害者手当受給資格のある父母/祖父母 | |
| $50,000 | $55,000 | |
| 55 歳から 59 歳の父母/祖父母 | ||
| $25,000 | $27,500 | |
| 高齢者居住施設介護費用の控除上限額 | $100,000 | $110,000 |
詳細については、以下の公式リンクをご参照ください:
https://www.budget.gov.hk/2026/eng/speech.html
本件に関するご質問がございましたら、どうぞお気軽にご連絡ください。
: +852 2956 3333
: 
Comments are closed.