中国留学生と日本の関係

中国留学生と日本の関係

 

この数年間、東京・大阪などの日本大都市に旅行しに行く度、日本語ではなく中国語が聞こえてくることに慣れつつあります。香港人が大好きな日本ローカルドラッグストアーで買い物しようと思ったら、おそらく中国留学生のスタッフに中国語で「何かお探しですか?」って聞いてきますし、「あ、日本語がわからなくても日本で楽しく旅行できるな」って感心した記憶がとても印象的でした。実際、現在の日本では、中国観光客が大勢いれば、中国留学生の数も少なくありません。一体、彼らが日本を留学先として選んだ理由は何でしょう。

 

外国人の私からとしては、確かに日本文化はとても魅力的です。日本にはアイドル、アニメ、ファッション、科学技術など、外国人が惹かれる要素がたくさん詰まってます。私の知り合いの中でも、ジャパニーズアニメが好きで日本に留学している人もいます。実際、福田康夫元総理が「留学生30万人計画」2008年に発表した以来、日本では外国留学生の人数がどんどん増えてきましたが、その中には中国留学生がダントツ多いです。平成 28 年度外国人留学生在籍状況調査(独立行政法人日本学生支援機構より)によりますと、2016年外国人留学生がおおよそ24万にいますが、その中に中国からやってきた留学生はベトナム、ネパール、韓国、台湾などのどの国よりも人数が多く、2016年に中国留学生の人数が9万8千人を越えたと言います。

 

確かに、何年前に微博(中国版ツイッター)で私と同じく日本文化が好きな人たちをフォローしたことがありますが、日本留学中だという人は少なくありませんでした。今となって日本に留学することが日本好きの間で流行るようになり、昔の「日本留学=生活苦」という概念もなくなりつつありますね。近年中国の凄まじい経済成長のお陰で、「留学」ではなく「遊学」感覚で日本に行く中間層・富裕層の若い人がどんどん増えてきます。彼らは必死にバイトで生活費を稼ぎながら学校の勉強に励むような過酷な生活を送ることなく、あっちこっちでショッピングしたり、国内旅行したり、大金使って好きなアイドル・アーティストのコンサートチケットを手に入れたりしますが、こういった外国人留学生によるインバウンド消費は日本経済にかなり良い影響を与えてくれるでしょう。

 

日本文化に惹かれて留学先を決める人もいれば、特に理由もなしに日本へ留学する人もいるらしいです。元々中国の大学で日本語専攻していた大学卒業生が日本に留学・ワッキングホリデーするケースは決して珍しくはないですが、そもそも日本語を専攻学科として選んだのも「大学入学試験の成績が悪かったから仕方なく日本語を選んだだけ」や、「正直今になって、なんであの時日本語専攻を選んばのももう覚えてないけど、なんとなくだったかも知れない」など、割と適当に選択した人も少なくはないといいます。決して偏見ではありませんが、中国人留学生の中には富裕層・中間層出身者が増えつつありますので、たとえ日本語がわからなくて日本で仕事を見つからなくても、親からの仕送りや奨学金などさえあれば、それなりに日本を満喫できるらしいです。一定の経済力を持っている以上、出稼ぎを目的にして日本に行く人は以前と比べては減っていく傾向があるそうです。アジアで一番発展している国と言っても過言ではなかった昔の日本には、その活発な経済発展に惹かれて母国から離れるまで日本に出稼げする人は大勢居ましたが、中国経済が急成長している今、富裕層が増え、むしろ上海や北京などの大都市で働いたほうが賃金が高いと言います。これもまだ在日中国留学生の金銭感覚が如何に変わったことを語りますが、日本と中国の経済力の差がどんどん開いていくことに、日本好きな私は少し複雑な気持ちになります。

 

中学校の頃から日本文化に夢中になった私ですが、母国を出て慣れない環境で生活するのに勇気を持ち合わせていないので、日本で留学することがずっと夢でした。そんな夢を簡単そうに実現できる人たちのことを羨ましく思いつつ、在日中国人が爆買いやマナーなどの問題で日本人の反感を買っているのもまた事実…外国留学生は日本政府にとって経済向上の起爆剤としてのメリットを与えてくれますが、何事にもバランスが大事なので、外国留学生がもたらす良い影響を最大限にしつつ、彼らにより起こされる問題の改善策を考えるのは政府にとって大事なお仕事になりますね。